断捨離は仏教的な意味合いもあって一時は爆発的に流行りましたが、物を持てば必ず執着心が出てくることから、その執着心から離れることを真の目的とするヨガ行のことで、ヨーガの行法である断行(だんぎょう)と捨行(しゃぎょう)そして離行(りぎょう)の基本を融合して
- 断:入ってくる不要な物を断つ。
- 捨:家にずっとある不要な物を捨てる。
- 離:物への執着から離れる。
ことの三つの行を説くのです。
お焚き上げも物に感謝すること、そして物への執着を断つという意味でとても大切なことで、物に対する思いを天にお還しする、昇華するという高度な目的も併せ持つのです。
物を単に捨てるだけでしたらお焚き上げは必要ありませんし、物に対して愛着や執着があるからこそ捨てるかどうかを悩む訳で、一歩前進するためにお焚き上げを利用することはとても有意義なことなのです。